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あちこちでお茶できる家
[ 所在地 ]
大阪府

[ ロケーション ]
郊外
[ 延床面積 ]
132.36 ㎡

[ 竣工年 ]
2012年

[ 構造設計 ]
木造

[ 作品解説 ]
敷地は大阪の郊外。なだらかな斜面を造成した静かな住宅街にある。

南側の道路から1段上がっており、日当たりは良好。200㎡ほどの区画が整然と並び、住宅を建てる上で申し分のない条件と言える。

正確に言えば、敷地は真南の軸線から23度振れている。真南方向で毎年大規模な花火大会が開かれることもあり、まずはここに注目した。

建物の長辺は真南に正対するよう配置し、玄関のある短辺部は敷地に直交する平面計画とした。これは街並みに配慮する意味と、西日を遮り、庭のプライバシーを確保する狙いもある。

直角より23度開いたヘの字プランは、1階では特に効果的だ。キッチンから全ての空間が見渡すことが出来るのだ。反対に、玄関土間に入った瞬間は奥まで見通せないという利点もある。

メインコンセプトは奥さんの「家の中のあちこちで、カフェのようにお茶できたら素敵」という会話からとったものだ。

キッチンで対面して、大きなダイニングテーブルで、居間横のカウンターでインターネットをしながら、庭で、2階ファミリースペースで、そして大きな玄関土間で。

ご主人は代々農家の家系。奥さんは太平洋に面する宇和海の漁師の家に育った。共通するのは、共に大きな土間があったこと。玄関土間はコンセプトを象徴するものだが、必然性があったのだと感じる。

その上部は、大きなバルコニーになっており、夏の花火大会を楽しめる。部屋ごとにテーマを決め、思い切った色を使った。更にカラフルな家具。楽しみの多い家だと思う。

外観は、山並みのように見る位置によって姿が変わるようなものイメージし考えた。よって全ての柱の高さが異なっている。

[ キーワード ]「子供室」「キッズスペース」
Data

一般住宅設計 | 守谷昌紀

種別 | 新築

構造 | 木造

予算 | 2000万円台

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