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C&C DESIGN ARCHITECT
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吉敷の家
この住宅が建つ敷地は市街地の外堀に位置し、山裾に広がる閑静な住宅街の一角である。
敷地形状は十分な広さの真四角な整形敷地。敷地に立つと自然環境の恩恵を受けた、
ゆったりとした時間の流れを感じることが出来る。ただ、山々の美しい姿を眺めるには周囲の建物が少し気になった。また、あまりに整いすぎた道路と敷地との関係性は無限の解の中から最良の一つを探し出す作業という一面も備えていた。
まず初めに取り組んだのが道路と建物の距離間・道路に対する建物のヴォリュームの
コントロールである。具体的には、道路から建物を引き、道路側を低く、敷地奥を高くし、道路に対しての圧迫感が無いようにする事で、周辺住民や環境への『配慮』を現した。
また、室内で自然に使う明かりが、庭や地域にやわらかく溢れだすことで、人と人がつながるキッカケや絆を強くしてほしいと願った。
内部空間は吹抜けを核としたスキップフロアを生かした『回遊空間』となっている。
構造的に4つの床レベルを駆使し、素材や造作などの細部に手間を加え、洞窟や森など
自然を感じさせる立体的な空間に仕上げている。吹抜け上部に設けたハイサイドライトは、周囲に対して閉鎖的な印象を与えないようにする為だけでなく、周囲の視線をカットしつつも、山間にきらめく清涼感のある一筋の滝のような光を内部空間に注いでくれる。
Data

一般住宅設計 | 千原康弘

種別 | 新築

構造 | 木造

予算 |

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