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HEARTH ARCHITECTS / ハース建築設計事務所
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栄の家
本計画は長屋の一部を切り離し解体された土地に計画された一戸建て住宅です。
その為、敷地は間口が7.5m×奥行が30mという「うなぎの寝床」のような細長い形状でした。
こういう「うなぎの寝床」の土地では典型的な中庭型を提案しがちですが、今回は周辺環境が空地に接していることを考慮し,中庭で空間が分断される中庭型ではなく前庭と後庭を設ける配置計画としました。
そして、その庭同士を繋ぐように南面に坪庭的路地空間を設け、半屋外空間(豊かな余白)を創り出すことで光溢れる豊かな空間を創り出しました。
プライバシーの事を考慮し外部的には閉鎖的な空間を創りながら、天窓やハイサイドライトを設けることで光を取り入れ季節や時間帯によって光の陰影が変わる演出(五感で感じる変化)を創り出しました。
また、家の中よりも都市や街並みを設計するかのように路地空間や半屋外空間をメインに設計を行うことで、機能性を保ちつつも中間領域(内外の多様な繋がりと奥行)を生かした豊かな空間を創り出すことが出来ました。
自然あふれるこの無駄のない落ち着いた空間は、クライアントの日常に非日常的な感覚を与えてくれるはずです。
Data

一般住宅設計 | 久我 義孝

種別 | 新築

構造 | 木造

予算 |

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