閉鎖の中の開放　栗東小野の家

傾斜のある古くからある分譲地に建つ家。
周囲は住宅に囲まれており、いかにプライバシーを保ちながら、
開放的な空間を創ることができるかが今回のプロジェクトの課題でした。

クライアントの要望は、和の雰囲気が好み。
本を読むのが好きで本に囲まれた生活がしたいとのことでした。

そこでファサードにはほぼ窓は設けず、
山採りの松の木をメインツリーのに採用。
外壁は、神社仏閣の屋根に使用される一文字葺きの葺き方を壁に採用。
銅ではなくガルバリウム鋼板の一文字葺きとした。

建物の中に入ると明るい空間が。
階段の壁面は本棚になっている。

Design : 殿村 明彦 (COLOR LABEL DESIGN OFFICE)

Photograph : 川島 英雄