自由ヶ丘はさまざまな個性的なスポットが、あちこちに存在する街である。この街の中で住空間も魅力的なスポットの１つであるために、変化に富んだ、面白味のあるものになるよう心がけた。
空間構成は、システマティックなプランのなかでタイプの異なる12のフラットを複雑に積層している。コア部分を集約し共有部は最小にした。その表現として、コア部の外壁はコールテン鋼を用いデザイン的なアクセントとしている。またコア部に配置したH型のRCの柱が横力も負担することで、他を扁平柱とし間口に対して自由で開放的なフロアを作ることを可能とした。
フラットの多くはメゾネットにより立体的な広がりを持っていて、それぞれに個性をもたせている。このような個性あるストックを増やしていくことが、街の魅力に貢献することになるだろう。
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