新築の住宅です。
平安時代の建築様式、寝殿造りをイメージして設計しました。
回廊が庭を囲み、棟が連なります。

広縁、廊下、欄干等は全てヒノキで、その他材料も厳選したものを使用しています。
主なところはケヤキを使用しました。
壁や天井は左官による漆喰、珪藻土仕上げとしています。
玄関は列柱のデザインとし、建物に相応しいアプローチとしました。

建築のほとんどを職人による手作りとしたために、設計から完成までは
二年以上の歳月を要しました。
歴史的建築物の残る地域に設計しましたので、町並みに馴染むデザインを心掛けました。

弊社が長年に渡り取り組んできた、古民家再生の技術を存分に生かし、
和風の中にもモダンな要素を
取り入れた建築としました。