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松井建築研究所
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川崎の医院
長男が内科、循環器科を、長女が小児科を一緒に開業する事になり、RC造の地下1階地上3階建ての建物に新築する事となった。

複雑な機能の合理化、数々の新設備の導入など、近代化する反面、今までの木造診療所の持ち味であったアットホームな雰囲気を残したいと考え空間構成の重要ポイントとした。

間口8m、奥行き37mで、三方を建物で囲まれたまさに「ウナギの寝床」の敷地である。この条件から平面的な公私機能の分離は不可能な為、各階によって機能を明快に分離することとなった。まず1階は診療部門で受付、待合い、三科の診療室と6つの処置室、レントゲン室のあるアクティーブゾーン、2階は医師、看護婦の控室、応接室のあるアメニティーゾーン、3階を院長夫妻の住居とした。

前面道路より緩やかな斜路を通って明るさのとれる半地下は、駐車場を奥に、手前に住居専用のエントランスホールとし、3階への鍵付きエレベーターを設け、動線を診療所部門から独立させた。

敷地長手方向の窓からの採光は、法規上認められないため、丸いトップライトをほぼ中央に設け診療所の有効採光とし、2階は上部吹抜けの中庭とした。この中庭を挟んで、片側に看護婦さん達の休憩室、もう片側に医務応接室を配し、光と緑を楽しめるようになっている。
Data

病院設計 | 松井 俊一

種別 | 新築

構造 | 鉄筋コンクリート

予算 |

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